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後付けLEDフォグランプで得する?

ここ最近は自動車メーカーから発売される新車にも標準装備されるようになってきたLEDヘッドライト。

 

 

今までのハロゲン球やHIDよりも消費電力が少なく、光量も高い、球切れの心配もないということがメリットとなっているのですが、LEDの大きなメリットでもありデメリットでもある光りに指向性がたかいということがあり、それをヘッドライトの光源として使ったとしても一概に明るく見やすくなったとは言えません。


人間の目というのは意外といい加減で、同じ明るさでも黄色っぽい色と白っぽい色とでは白っぽい色の方が明るく見えます。

 


更に全体的に同じ光量を持つより、スポットライトのようなある一部分だけ明るい方が同じ光量が同じでも明るく見えるそうです。
まさにLEDがそういったものなのです。


標準装備のヘッドライトではホンダのように複数付けて広い範囲を照らしたり、レンズカットやリフレクターで光を拡散しているのですが、どうしても光のまとまりというかムラができてしまい、見にくい点は見逃せません。


そして更に最近ではヘッドライトより更に拡散性が必要なフォグランプにもLEDを使ったものが採用されるようになっているらしく、ヘッドライトのようにかなり無理のあるレンズカットでフォグランプらしい光を出すようにしています。


純正で新しい光源が生まれると必ずアフターパーツでも同じようなものが売られます。
少し前まではHIDきっとなるものが発売されており、ハロゲンヘッドライトHID化するのが流行っていました。


そして現在はLED化が主流で、ヘッドライトはもちろんのこと、フォグランプもLED化されるようになりました。


フォグランプはヘッドライトのように遠くを照らすというものではなく、それこそ全ポイ数メートルの範囲を幅広く照らす必要があります。


霧によって直前の視界が悪くなった時に使いものだからです。
従ってヘッドライトより拡散性の強いレンズカットが必要になるのです。


ハロゲン球を使ったフォグランプでもレンズカットによって左右方向に広く照らすようにされているのですが、このハロゲン球をこの規格に合ったLEDに変更したとしても必ずしも同じような光を出すとは限りません。


光量はたぶんかなり明るくなるでしょう。
問題は配光です。


ハロゲンフォグランプはハロゲン電球に光の出し方にあわせたレンズカットを行っているのですが、ハロゲン球は電球部分からまんべんなく光を出すものです。


それに合わせて設計されたレンズカットに指向性の強いLEDを複数個付けたバルブを付けても同じような配光にならないということなのです。


レンズカット次第では暗い電球でも明るく見えるぐらい重要な配光、後付ではやはりこの部分がおろそかになりそうです。