車で損する人、得する人

カーライフでこんな損してませんか?実はちょっと考えるだけで得することがたくさんあります。車業界ニュースや新車情報もお伝えするブログです。

夏に向けてのクーラント大丈夫ですか??

夏は車にとって最悪の環境です。


車が一番苦手とするのが熱、車そのものが燃料を熱に変換する機械であるため、外的要素からに熱にはめっぽう弱いのです。

 


そういったことで一番わかりやすいのがオーバーヒート、最近の車は熱の管理がしっかりしているので、昔のように道端でボンネットを開けてエンジンを冷やすという光景を見ることはなくなりましたが、現在でも熱による悪影響はかなり高いものです。


主な熱源となるエンジンの冷却はメインとしてロングライフクーラントと呼ばれる冷却水が行います。


エンジンの中にはこの冷却水が流れる水路が作られており、そこで熱を蓄えた冷却水がウォーターポンプによってラジエーターまで運ばれ、そのラジエーターで走行風やラジエーターファンで作られた風で冷やし、それをまたエンジンに運ぶという流れでエンジンを冷やしています。


一部エンジンオイルによっても冷却は行われていますが、主となる冷却手段はこの冷却水によるものとなります。


しかしこういった構造を持っていながらも40度近くになる気温で更にエアコンなどさらに熱を発生させる機能を使うことを考えると冷却性能もぎりぎりということになります。


冷却水は密閉された状態で加圧されているので100度では沸騰しません。


しかしそのくらいまで温度が上がってしまうとエンジン回りにいろいろな障害を及ぼすことが多くなります。


そうならないためにも夏前に対策をとった方がいいでしょう。


とはいってもほぼ完成された冷却系に更なる冷却の雨量を与えるにはそれこそラジエーターの大型化などしか効果的な対策をとるしかなくなってしまうのですが、少しでもいいから能力アップを図りたいという方は冷却水を交換してみてはいかがでしょうか。

 


冷却水を交換するといってもディーラーで全く同じものを入れるのではなく、より冷却能力が上がるようにと開発された冷却水を入れるといいでしょう。


これは市販車より熱管理の難しいモータースポーツの世界で使われているもので冷却性能の向上を目的に開発されたものです。


もちろん防錆効果や不凍性もありますので基本的には通年使うことができます。
確かにこれを入れると冷却効果が高くなるようで、同じような環境で使っても水温の上昇が遅くなっているようです。


絶対的な温度はそれほど変わりませんが、高温に達する時間が長くなるので、その間に冷却することができ、それが実質的な水温低下につながるようです。


しかし、ディーラーで入れるようなものより若干高い価格が付けられており、薄めないでそのまま使えるタイプものが2リッターで700円以下で買えるところ、この冷却水は同じ量で1500円ぐらいと倍近い価格で販売されています。